なぜ雷が鳴るとおへそを隠すんだっけ‥?背景を調べてみた。【3歳児】

子供との日記




ある日の出来事。

夕方から雨が降り雷も鳴ったりして、
雷が鳴るたび子供が「今ピカっとした!」と興奮気味に反応。


大人は気にも留めないけど、子供にとっては一大事だよな・・とか思いつつ
お風呂に入りました。


お風呂から出た後、パンイチ姿で何かコソコソしている。
はいたパンツをハイウェストな感じで持ち上げている。
布団に入った後もしきりにパンツをあげており(今寝る時はパンイチ)
やっと気づきました。







へそ隠そうとしてる・・・!







保育園で先生に教わったのかな?
可愛いなぁ・・


雷さまがおへそを取っちゃう?食べちゃう?みたいな
そんなお話もあったなぁとなんか懐かしくなりました。笑

ふと、そもそもどういう話だったっけ?と気になったので調べてみました。








「雷さまにおへそを取られる」ってどんな話?

「雷が鳴ったら、おへそを隠しなさい!」
子どものころそんなことを言われた記憶がうっすらあります。

この言い伝えは調べたところ、諸説ありますが
雷が鳴ると雷さま(雷神)が天から降りてきて、人のおへそを取ってしまう
という昔話から来ています。


絵本や昔ばなし、アニメなどでもよく描かれており
子どもにとってはちょっと怖くて、でもどこかユーモラスな存在として扱われています。

科学的な根拠があるわけではありませんが、
この言い伝えは長い年月を経て受け継がれてきました。







なぜおへそ?言い伝えに込められた意味

「どうしておへそなの?」と聞かれると、少し困ってしまうかもしれません。

おへそは身体の真ん中にあり、命の根っこともいえる場所です。
母親とつながっていたへその緒の名残でもあるため、
「おへそを守る=命を守る」といった象徴的な意味もあったのでしょう。

また、雷という自然の力を「人間にはどうにもならない神さまの怒り」と
とらえていた昔の人々にとって、
「大切な部分を守らなければいけない」という警告として
おへそが象徴的に使われたと考えられます。





ほんとうの理由はシンプル?「体を冷やすな」

実はこの言い伝え、健康を守る知恵としての側面もあります。

雷が鳴るような夏の夕立のあとには、急に気温が下がることがあります。
子どもが服をめくってお腹を出したままだと、体が冷えてお腹を壊してしまうことも。

「雷さまが来るよ」とちょっと怖がらせることで、
自然にお腹を隠させ、体調を崩さないようにしていたのです。
現代で言えば、「お腹冷えるからシャツしまいなさいね!」という注意を
昔の人はもっとユーモラスに、かつ印象深く伝えていたんですね。







他にもある!日本のちょっと不思議な言い伝えたち

日本には他にも子どもを守るためや、
生活の知恵を伝えるためにさまざまな言い伝えが残されています。
たとえば、

  • 「夜に爪を切ると、親の死に目に会えない」
     → 夜は照明が暗く、怪我をしやすいからという教訓。
  • 「くしゃみを3回したら風邪をひく」
     → 風邪の初期症状を見逃さないように注意を促す言い回し。
  • 「しゃっくりが100回出ると死ぬ」
     → 医療が発達していなかった時代に、長引くしゃっくりが病気のサインだったから。



どれも非科学的なようで、実は日常生活の注意を子供に伝わるように伝える手法
昔の人の知恵とも言えますね。







おとなの伝え方次第で捉え方が変わる。それが子供!

単純に「お腹冷やしちゃダメだよ!」と伝えても、子供は聞いちゃくれません。;
でも雷が鳴ったときに、

「昔はね、雷さまが怒ってるからおへそ隠しなさいって言われたんだよ」

と話せば、子どもは興味津々で耳を傾けてくれます。
そのうえで、「体を冷やさないようにって意味もあるんだよ」と伝えることで、
子供にも伝わり、風邪の予防行動にも繋がりますね。








まとめ

「雷さまにおへそを取られるよ!」という言い伝えは
ただの迷信ではなく、子どもの健康を心配する
昔の人の優しさや知恵が詰まった言葉でもあったんですね。


子供といると、それ知ってるけどどういう意味だっけ?と思うことの連続で
調べてみて新たな発見も多く楽しいです。
これを機に次は雷さまの絵本も借りてみようかなと思いました。
おへそにまつわる昔話が見つかるかも?


ここまで読んでくださりありがとうございました♬










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